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第403号 2018・11・30

■■ はじめに ■■

みなさん。おはようございます。

11月も今日で終わりとなり、今年もあと1ヶ月です。

年を取るとともに時間の過ぎるのが本当に早く感じます。

一日一日を大切にすると強く心がけていかないと残りの人生があっという間に終わってしまいそうで怖いです。

さて、今日も引き続き保証の解説です。

前に解説した連帯債務の相対効・絶対効と関連する条文ですので、併せて434条から440条も復習しておくと理解がより一層深まると思います。

条文の内容を理解するのはそれほど難しくないのですが、大事な知識ですので、覚えてしまって下さい。

それでは、さっそく始めていきます。

▼▼▼ 第457条(主たる債務者について生じた事由の効力) ▼▼▼

1項
主たる債務者に対する履行の請求その他の事由による時効の中断は、保証人に対しても、その効力を生ずる。

2項
保証人は、主たる債務者の債権による相殺をもって債権者に対抗することができる。

■■ 解説 ■■

明文は無いのですが、保証債務の付従性から、主たる債務者について生じた事由は、原則として、全て保証人に対してもその効力が生じると考えられています。

その中で457条1項は、特に時効中断に関して規定しています。

主債務者に対して「履行の請求」があり、それにより時効が中断した場合(147条1号)、保証人の保証債務の時効もまた中断します。

また、「その他の事由による時効の中断」(例えば、主債務者の債務の承認(147条3号))によって時効が中断した場合、保証人の保証債務の時効も中断します。

457条1項がこのような定めをしている趣旨は、主債務が時効にかからない間は、保証債務もまた時効にかかることがないとするのが、保証契約当事者の意思に合致し、また、債権者にとっても利益であるからです。

債権者としては、主債務が消滅時効で消滅しないようにさえ注意していれば、保証債務も消滅することは無いということになりますので安心ですよね。

保証人からしても、主債務が存在している間は、それを保証するという覚悟をして保証人になっているわけですから特に不都合は無いと考えられるでしょう。

次に2項です。

保証人は、主たる債務者の債権による相殺をもって債権者に対抗することができます。

具体例で説明した方が分かりやすいと思いますので、例を上げます。

債権者甲が債務者乙に100万円の金銭債権を持っていました。

その乙の債務を丙が保証しました。

この時に、主債務者乙は、債権者甲に対して60万円の金銭債権を持っていました。

      100万円
  債権者甲------------>主債務者乙
        60万円
      <-------------
      ------------->保証人丙

債権者甲が保証人丙に支払いを請求したきた時、保証人丙は乙が甲に対して有する60万円の債権で相殺することができます。

すると甲の債権は40万円に減りますので、その残りの40万円だけ弁済をすればいいということになります。

■■ 豆知識 ■■

さきほど、保証債務の付従性から、主たる債務者について生じた事由は、原則として、全て保証人に対してもその効力が生じると言いました。

反対に、保証人に対して生じた事由は、主債務者に何ら影響を及ぼしません。

例えば、保証人に対して履行の請求をしたり、保証人が債務の承認をしたりして、保証債務に時効の中断が生じたとしても、主債務の時効は中断しません。

主債務者に生じた事由は保証人にも効力が生じるが、保証人に生じた事由は主債務者に効力を生じないというのは覚えておきましょう。

■■ 編集後記 ■■

今回解説した事は、条文には書いてないけど、保証の付従性から導かれると考えられています。

保証の最初の方に解説した、保証の法的性質というのがありましたよね。

別個独立性、同一内容性、付従性、随伴性、補充性の5つです。

この5つの法的性質から導かれる大事な知識というのがたくさんあるので、この5つの法的性質は必ず覚えておきましょう。

それでは、次回もお楽しみに。

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(裏編集後記)

今、自分が目標としていることを達成するのに必要の無い事をできるだけ削除しています。

昨日は、邪魔になるスマホアプリをいくつか削除しました。

インスタグラム、フェイスブック、ユーチューブ、ゲーム。

この4つが、目標達成を邪魔しているアプリでした。

楽しいけど、生産性の無い、時間だけ取られるという恐ろしいアプリたちです。

スマホを触っている時間は、かなり長いと思いますので、無駄なアプリを削除するだけで、無駄な時間の削減にある程度効果があると思います。

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