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毎日3分!条文+豆知識で民法完全制覇! > 401条〜450条

第339号 第406条(選択債権における選択権の帰属)

■■ 解説 ■■

この406条から411条までは、選択債権についての規定が続きます。

選択債権とは、数個の給付の中から選択によって決定される一個の給付を目的とする債権です。

例えば、父親が自分の子供に「もし大学に合格したら私の持っているベンツかBMWをあげる」という約束をしたような場合です。

このような選択債権について、406条は、当事者間に別段の意思表示がなければ選択権は、原則として債務者に属すると規定しています。

これは時々試験に出るので、覚えるしかないのですが、覚え方としては、物についての詳細は、債務者の方がよく知っていることが多いので、原則として選択権が債務者にあるのだと考えておけばいいかと思います。

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第338号 第405条(利息の元本への組入れ)

この405条は、重利(複利)について規定した条文です。

まず、この405条は任意規定ですので、特約がある場合には、有効であり当然に重利(複利)は認められます。

つまり、この405条は、重利(複利)の特約がない場合についての規定ということになります。

重利(複利)についての特約が当事者間になかった場合、利息が発生していたとしても、その利息に対して当然にさらに利息が付くことはないということを規定しています。

利息が1年以上遅滞し、債権者から催告しても債務者がその利息を支払わないときに限り債権者は延滞利息を元本に組み入れることができるのです。

利息が元本に組み入れられるか否かで、債権額が大きく変わりますので、債権者と債務者の利益をバランスよく調整している規定です。

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第337号 第404条

みなさん、おはようございます。

今日は、民法404条の解説です。少し重要な条文なのですが、内容は簡単ですのですぐに終わると思います。

さて、いよいよ衆議院議院の総選挙が始まります。憲法を勉強したことがある方なら分かると思うのですが、投票価値の平等という問題があります。

今回の選挙では、総務省の発表によると最大格差は最大で2.337倍だそうです。

またしても2倍を超えています。憲法14条に反していることは明らかです。

当然、様々な意見があるでしょうが、少なくとも現在の与党は、わが国の最高法規である憲法すら遵守していないのです。

大統領制と異なり、議院内閣制を採用しているわが国において、選挙制度に歪みが生じることは民主主義を根底から覆す程の重要な問題であるにも関わらず、結局格差を是正することなく選挙に突入しました。

参議院議院の選挙に関してですが、平成16年1月14日の最高裁判例における福田博裁判官の非常に有名な反対意見があります。

選挙権の重要性、諸外国との比較、立法権・行政権・司法権の三権の関係など非常に分かりやすく解説されています。

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第337号 第404条

みなさん、おはようございます。

今日は、民法404条の解説です。少し重要な条文なのですが、内容は簡単ですのですぐに終わると思います。

さて、いよいよ衆議院議院の総選挙が始まります。憲法を勉強したことがある方なら分かると思うのですが、投票価値の平等という問題があります。

今回の選挙では、総務省の発表によると最大格差は最大で2.337倍だそうです。

またしても2倍を超えています。憲法14条に反していることは明らかです。

当然、様々な意見があるでしょうが、少なくとも現在の与党は、わが国の最高法規である憲法すら遵守していないのです。

大統領制と異なり、議院内閣制を採用しているわが国において、選挙制度に歪みが生じることは民主主義を根底から覆す程の重要な問題であるにも関わらず、結局格差を是正することなく選挙に突入しました。

参議院議院の選挙に関してですが、平成16年1月14日の最高裁判例における福田博裁判官の非常に有名な反対意見があります。

選挙権の重要性、諸外国との比較、立法権・行政権・司法権の三権の関係など非常に分かりやすく解説されています。

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第336号 第403条

みなさん、おはようございます。

今日は、民法403条の解説で、外国の通貨とか為替とかの話が出てきます。

ただ、重要度は極めて低いので、何も解説することはありません。条文を読んで納得していただければそれで十分です。

それから、為替の条文を解説するついでに、1つお知らせがあります。ノーリスクで確実に1万円をゲットする方法です。こういうお得な話はインターネット上にはたくさん転がっています。知っているか知らないかの差だけです。1万円あればテキストや問題集が買えると思いますので、ぜひ利用してください。

最近、ドル、ユーロ、ポンドなどの外国の通貨を取引することができるFXというのが流行っています。インターネットの発達によって、個人がプロと変わらない環境で取引することができるようになりました。

そして、手数料が無料化されたことやレバレッジというシステムを利用することで、大きなお金がなくても数万円から外貨投資を楽しむことができるようになっています。主婦がFXで数億円稼いで脱税して捕まったというニュースを聞いたことがあると思います。

うまくやれば、プロでなくても小額の資金で大きく資産を増やすことができるのがFXです。実際にやってみると世界の経済情勢などの勉強にもなっておもしろいです。

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第335号 第402条 (金銭債権)

みなさん、こんにちは。

今日の条文はほとんど解説することがないのですぐに終わります。気楽に条文だけ読んでおいていただければ十分かと思います。

さて、世界経済についてショッキングなニュースがありました。

何と今年中に日本のGDPが中国に抜かれることがほぼ確実になったそうです。

とうとう日本が世界第2位の経済大国の地位を失う日が現実になりました。

2003年にゴールドマンサックスが発表した「Dreaming with BRICs: The Path to 2050」というレポートは、中国は、2015年に日本を抜き、そして2040年くらいにはアメリカを抜いて世界第一位の経済大国になることが予想されていました。

英語が読める人はぜひ原文で読んでみてください。

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第334号 第401条 (種類債権)

401条は、種類債権において、どの程度の品質の物を給付しなければならないかないついて、一定の基準を示すとともに、種類債権の特定の生じる時期と効果について規定しています。

種類債権というのは、前回の特定物の対をなす概念である「不特定物債権」と考えていただいてかまいません(厳密には種類物債権と不特定物債権は区別されています)。

特定物が、中古車などの具体的な取引において当事者が個性に着目した物であるのに対して、不特定物は、新車などのように個性を持たない物を意味します。

中古車の場合は、「この中古車」ということに意味があります。この年式、色、走行距離など。しかし、新車の場合は、ショールームに飾ってある「この車」が欲しいわけではないですよね。色、型式などが同じであれば、別にどの車でもいいわけです。

このような不特定物については、当事者が品質を明らかにしていない場合は、中等の品質を給付することを1項は規定しています。

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